特定非営利活動法人 京都SMI

第10回京都SMI中辻賞の受賞者決定

第10回京都SMI中辻賞の受賞者決定

第10回京都SMI中辻賞へ多数のご応募を頂き有難うございました。選考委員会において慎重に審議した結果、下記の1名の方を受賞者として選ばせて頂きました。

新津葵一 博士(京都大学 大学院情報学研究科 教授)
バイオ発電と省電力半導体集積回路を用いた電力自立ヘルスケアIoT

新型コロナウイルス感染流行状況を鑑み、第10回中辻賞の授賞式は開催いたしません。

受賞者紹介
新津葵一氏は、12/16/22/65nm世代を始めとする先端CMOSプロセスによる大規模半導体集積回路設計技術開発とその応用開拓に取り組んでいる。これまでに、バイオセンサ集積回路に無線通信機能を搭載させた、バイオメディカルIoTの研究開発を行ってきた。より生活を豊かにし、快適なバイオメディカルIoTの開発を目指し、バイオ燃料電池と低消費電力CMOS集積回路を組み合わせた電力自立動作の実現を目指している。具体的には、涙液糖から発電とセンシングを行って電力自立を実現したメガネ型端末不要のコンタクトレンズ型継続血糖モニタリングや、乳酸から発電とセンシングを行って電力自立を実現したパッチ型継続乳酸モニタリングの基盤技術確立に成功している。現在はNEDO未踏チャレンジ2050(株式会社メニコンと共同)・JSTさきがけ(社会情報基盤・IoT)・総務省SCOPE・NICT Beyond 5Gプログラム等からの支援により研究開発を進めている。
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